1)講演会:
13:30〜13:40 開会挨拶
社団法人生産技術振興協会 理事長 野村正勝
司会 大阪商工会議所 産業・技術・水ビジネス振興担当課長 楠本浩司
A)第1部
13:40〜14:10
1.大阪の役割と中堅・中小企業の可能性
大阪商工会議所 中堅中小企業委員長 更家悠介
<講演概要>東日本大震災の後、日本における様々な価値観が見直される時期に来ています。東北地方に
対する支援の状況・実情と、危機管理の観点から、一極集中の解消と我が国における大阪の役割について
考えます。また、中堅・中小企業が自社の技術を企業経営に活かし、市場を活性化するための大学への期
待と活用について述べます。
14:10〜14:40
2.共感、共助の技術と価値創出
大阪大学 神戸大学 名誉教授 岩田一明
<講演概要>今後における企業競争力の向上には、顧客満足とともに、共感(ステークホルダーの感動)、
共助(ステークホルダー間の相互扶助)などの概念をベースとしたストーリーの構築が重要性を増すもの
と考えられます。ここでは、まずここ2,3年、100社強の元気な中小企業の調査から見えてきた、
「価値創出」の先駆的事例をご紹介します。次いで、魅力的なコンセプトをもったストーリーや価値財の
創造に対する、アライアンス組織の貢献について、一試案を提示してみたいと思います。
14:40〜15:30
3.バイオマスエネルギーの有効利用への取り組み
大阪大学 燃焼工学研究室 教授 赤松史光
<講演概要>近年、開発途上国における急激な人口増加と経済発展により、世界的にエネルギー需要は
増加し続けており、地球温暖化等の地球規模の環境問題が顕在化するなど、今後はエネルギーの供給と
利用に関するすべての分野において、環境問題への配慮がさらに求められています。そのような中、バ
イオマスエネルギーは、地球温暖化防止、持続可能循環型社会の形成、農林業を中心とした地域産業の
活性化の面から利用推進が期待されています。本講では、当研究室で進行中の燃焼工学に関連した産学
連携研究を通じて、エネルギー・環境問題の解決策の一つであるバイオマスエネルギーの有効利用への
取り組みに対してどのような貢献が可能かについて概説致します。
15:30〜16:00
4.大学名誉教授による中堅・中小企業への出前授業の効果
株式会社プロアシスト 代表取締役 生駒京子
<講演概要>当社は組込システム、ソフト・ ハードウェア開発等を主業務としています。妊婦
見守りシステムの開発では、腹帯の素材にまで踏み込む必要性が生じました。そこで、大阪大学名誉教
授に社員向けの出前授業を依頼したところ、実質的な成果につながり、技術分野の拡大が可能であるこ
とを体験致しました。本講では、これらの体験に基づき、本業の関連分野における社会人技術教育の効
果と今後の可能性について概説致します。
休憩(16:00〜16:10)
B)第2部 パネルディスカッション
16:10〜17:10
テーマ 中堅・中小企業と教授・名誉教授との新たな連携
フレンドシップサロンの可能性と課題について産学それぞれの立場から議論を行います。
司会 Seiju国際知財事務所 所長弁理士 北村光司
パネラー 赤松史光、岩田一明、奥山雅則、生駒京子、青木達也(株式会社ハークスレイ取締役会長)
2)交流会(フレンドシップサロン):
17:10〜18:50
出席者の方々のフレンドシップを深め、抱負を語って頂く場を設けます。(費用¥3,000円 当日)
※会社パンフレット等の置き場を設けますのでので、ご希望の節はお申し出下さい。
司会 有限会社SHP 代表取締役 大和泰隆
株式会社阿里久寿 代表取締役 亀井築美
18:50〜19:00 閉会挨拶
大阪大学 名誉教授 奥山雅則