第6回フレンドシップサロン 「医療と街づくり」

〜「新生成人病センター」の概要&地域包括ケアによる福祉のまちづくり〜


■開催趣旨

このサロンは、中堅・中小企業と教授・名誉教授の先生方とが、 社会や産業発展に対する抱負を
語り合うことでフレンドシップを深め、 現場ニーズに基づく技術的問題解決の糸口を見出すことを
目標としています。今回のテーマは「医療と街づくり」です。

 (ポスター:623kB)

■開催概要

日時 : 平成28年12月5日(月)14:00〜17:30 (懇親会:17:50〜)

会場 : 大阪商工会議所 401号会議室(大阪市中央区本町橋2-8)
      懇親会:レストランマイドーム
地下鉄堺筋線中央線 堺筋本町 徒歩7分
地下鉄谷町線     谷町4丁目 徒歩7分
主催 : 大阪商工会議所、(一社)生産技術振興協会

参加費 : 無料(ただし、資料代1,000円/人)

定員 : 150名(先着順)

締切 : 平成28年12月2日

申込先: (社)生産技術振興協会 事務局  

■講演内容
1. 「新生成人病センター」の概要〜大阪国際がんセンターのビジョン〜
大阪府立成人病センター 総長 松浦成昭
成人病センターは55年に及ぶ長い歴史を持ち、わが国で86しかない最高の医療を行う施設(特定機能病院)であり、 がん医療の中心施設(都道府県がん診療連携拠点病院)です。長年の課題であった古い大阪府立成人病センターが 新しくなることになり、JR、地下鉄の森ノ宮駅から、新たに大阪府庁南側に移転されます。さらに隣接する 重粒子線治療施設とともに、名実ともに西日本におけるガンの拠点病院、最先端の高度治療施設として大阪府民 をはじめ広く世界に大きな貢献をする予定です。ここでは、新生「成人病センター」の生まれる姿とそのビジョンを 総長自身が皆様にご説明いたします。


2. 「超高齢化対応の「健幸社会」を創造する視点」 -Smart Wellness Cityを具体化するプラットフォーム‐
筑波大学 大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻 教授 久野譜也
わが国では高齢化の加速度的進行と人口減少が進むことにより、人々の健康が重大な社会的な課題となる。 人々の健康状態に最も大きな影響を及ぼすのは、若年期および中年期から発症することが多い生活習慣病 である。さらに、今後これに認知症への対応が深刻化するであろう。これらを解決するためには従来の公衆 衛生的手法(運動・食事など)に加えて都市環境、ICT、地域経済力、ソーシャルキャピタルなど 健康に影響することが明らかにされているエビデンスに横串を刺した総合的な取り組みが必要です。 これを我々はSmart Wellness City (SWC)と呼んでいる。本講演ではSWCの方向性について話題提供致します。


3. 地域包括ケアにおける薬局薬剤師の役割
ファルメディコ株式会社 代表取締役社長 狹間研至
高齢化と少子化が同時に進行する我が国では、「地域包括ケア」に代表されるように、 高度成長期時代に設計されたものとは異なる地域医療や社会保障制度の在り方が求められています。 今後、地域医療ニーズが急増する一方で、医療従事者(特に医師)が急増しない我が国において、 医師を上回る数となった薬局薬剤師を医療における社会資源として捉えることの意義は大きいと考えます。 しかし、医療機関の門前施設のように見える薬局や説明をするだけの薬剤師に改革が必要です。 本講演では、医師、薬局経営者の立場から、地域包括ケアのなかで果たすべき薬局薬剤師の新たな役割を、 自験例も踏まえながらお示します。


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