【呼びかけ】「医療従事者を応援しよう!」、「医療従事者の家族に差別をなくそう!」

(一社)生産技術振興協会
理事長 堀池 寛
事務局長 巽昭夫

 医療従事者はコロナウイルスと最前線で戦っている方たちです。その方たちや家族と子供たちに、差別が起こっています。 この差別は、新型コロナウイルスと戦っている医療現場をストップさせかねない大きな危険をはらんでいます。

 看護師の子供さんを預れないという保育園、病院関係者の乗車を拒否するタクシー運転手等の例は、ウイルスを終息させる時期を遅らせるもの以外の何ものでもありません。この差別は、ウイルスという見えざる敵への不安から、目に見える分りやすい対象を敵と見なし遠ざけることで、つかのまの安心を得ようとする冷静さに欠ける感情から引き起こされているものかもしれません。

 病院は、ウイルスや病原菌を医学的に退治するところで、清潔度は一般と同等、もしくはそれ以上に保たれ維持されています。医師、看護師、検査技師、医療事務、その他すべての医療に従事している方々が日夜ウイルスと対峙し、力戦奮闘されている事実を、感謝こそすれ差別するなどとは決して許されることではありません。

 敵は新型コロナウイルスのみであるということを今一度再確認いたしましょう!

 医療従事者とそのご家族への差別はウイルス終息への道を遠ざけかねないということ、それは自分で自分の首を絞めるような行為であるということを認識いたしましょう。

 あわせて不幸にも新型ウイルスに感染してしまわれた患者への差別もあります。冷静で優しい対応を、この時期だからこそ心していきたいものです。

【呼びかけ】「医療従事者を応援しよう!」、「医療従事者の家族に差別をなくそう!」という運動を広く市民に呼び掛けます。

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