理事長 堀池 寛
(大阪大学名誉教授)
令和7年(2025年)を迎え、当協会は創立77周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のご支援とご協力のおかげです。心より感謝申し上げます。本年も引き続き、私たちの活動が産業技術の発展に寄与し、社会に貢献できるよう努力していく所存です。ご挨拶
当協会は、大学と地元企業との産業連携を進め、地域の発展を支える重要な役割を担っています。産学連携の強化により、新しい技術や革新的なアイデアが社会に実装される過程を支援し、地域経済の活性化に寄与しています。
さて、2025年は大阪・関西万博が開催される重要な年でもあります。この万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、世界中から集まる人々が一堂に会する場であり、社会の変革に向けた技術革新が重要な役割を果たします。私たちが取り組んできた技術の社会実装と密接に関連しています。特に、医療技術の進展が人々の命を守り、生活を豊かにすることに対する期待が高まっています。
医療分野では、特に「未来医療拠点・中之島クロス」が注目されています。この施設は、大阪大学中之島センターに隣接した場所に立地し、大阪大学との深い連携により、最先端の医療技術が実用化される拠点として注目を集めています。私たちの協会も、こうした施設との連携を通じて、医療技術の進歩を支援し、社会全体に貢献できるよう努めています。また、大阪が持つ強力な医療資源と技術を、国内外に発信し、世界の未来医療を牽引する役割を果たしていきたいと考えています。
さらに、DXやGX.更にはバイオテクノロジーなどの分野でも革新が進んでおり、これらの技術が私たちの日常生活にどのように影響を与えるのかについても、注目すべき時期です。私たちの協会は、新技術の社会実装を支援し、企業がその技術をどのように活用できるかを一緒に考え、実行するためのプラットフォームを提供します。これにより、新たなビジネスチャンスが生まれ、産業の発展が加速することを期待しています。
2025年という年は、私たちにとってただの1年ではなく、未来に向けた大きな転換点となる年です。大阪・関西万博を機に、技術と人々がつながり、世界中の課題解決に向けて大きな一歩を踏み出すチャンスが訪れています。当協会としても、この歴史的な瞬間に貢献できるよう、引き続き新しい技術や情報の提供を行い、産業界と学術界の橋渡しを強化してまいります。引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
理事長の略歴書
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